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Q.「さぬき黄金(こがね)うどん研究会」についてお聞かせください。

「さぬき黄金うどん研究会」は、私たちのユーザー様は全国各地にいらっしゃいますので、そのユーザー様から各地の事業状況や小麦粉の情報、麺・出汁の情報など、旬の情報や時代と共に変化している内容を会員に会報として提供しています。会員の皆様もさらなる夢ややる気を出していただいています。また、今ある機械を利用して、製造することのできる製品を提供できるアイデアや手法も共に考えることができる場です。
最近の話題としては、イギリス・フランス・モスクワなどでも展開されています。モスクワでは3店舗目ができるところで、60店舗を目指している経営者もいらっしゃいます。
また、生麺でも常温で2〜3ヵ月も日持ちがする、「さぬきうどん」の独特な味が保たれる「黄金(こがね)うどん」という新製品は、更なる高度な技術を使ったものです。これは、「さぬき黄金うどん研究会」の中から提案や意見をいただいて生まれた製品です。業界では画期的な商品で、びっくりされるのではないでしょうか。

Q.瀬戸内短期大学で講師もなされているのですね。

ええ、昨年、特色GPという政府から補助金が出る制度があり、「さぬきうどんインストラクター課」という講座を設置されました。単位を取得したらインストラクターとしての資格が取得できるというものです。大学では食品加工学や食品衛生学などの学科を、技術は当社が協力して、様々な知識を身につけてもらうということをしています。
大学のひとつの個性としてアピールしており、今年は45名の方が勉強されておられます。沖縄や愛媛からの学生さんも多いですよ。
やっぱり学生の皆さんは若いので年代のギャップは時々感じますが、とても楽しく教えています。今までは当社に来てもらって技術指導を行っていたのですが、今年からは大学に設備を準備されて、本格的になりました。
さらに、香川県がうどん職人の育成事業を進めています。当社はその中で1社だけ認められているのですが、昔ながらの地元の食品を現代に通用する衛生管理の徹底を含め、「さぬきうどん」はさらなる進化を続けています。


Q.今後、様々な分野で独立開業を目指されている方にアドバイスを。

一番のポイントは「やれない事は、やらない!」ということです。素人の人が脱サラでやろうとすることには限界があるのです。
様々な手段・手法でコンサルティングを行っているところもあるので、ついついコンサルティングの話を鵜呑みにしてしまいがちですが、それはしないで欲しいです。
まったくやれない事を、一からやろうとすると時間がかかったり、費用がかかったりと必ず無理が出てきます。「うどん屋はうどんで勝負!」ということ。つまりは、まずは自分が自信をもってお客様に提供できるメインの食材で勝負するということに徹するべきだと思います。

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