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≪業種別≫                                 (単位:件・百万円)
      件       数            負  債  総  額      
平成20年7月平成19年7月増 減%平成20年7月平成19年7月増 減%
農・林・漁・鉱業 1 -100.0% 300 -100.0%
建設業 5 13 -61.5% 1,079 5,622 -80.8%
製造業 3 2 50.0% 730 1,100 -33.6%
卸売業 4 1 300.0% 270 100 170.0%
小売業 1 1 0.0% 60 120 -50.0%
金融・保険業
不動産業
運輸業 2 -100.0% 70 -100.0%
情報通信業
サービス業他 4 2 100.0% 6,137 707 768.0%
合 計 17 22 -22.7% 8,276 8,019 3.2%

☆建設業が5件でトップ、卸売業、サービス業・他が各4件で続く。
 業種別では17か月連続発生の建設業の5件がトップで、内3件は公共事業削減や材料高騰の影響を大きく受けている土木関連。前年同月からは8件の減少ながら、5か月連続5件以上の発生である。次いで9か月連続発生の卸売業と、4か月ぶりの発生となったサービス業・他が各4件。卸売業は扱い品の偏りはないが、3件は販売不振が原因で、サービス業・他の内、2件は負債10億円以上の大口倒産に該当し、共に民事再生手続開始を申し立て、他の2件は多角化の失敗に起因するもの。製造業3件は繊維、精密機器、包装資材と扱い品は様々ながら、原因は全て販売不振。小売業は化粧品店で、同じく販売不振が原因であった。また、運輸業は3か月振りに発生しなかった。


≪原因別≫                                (原因別・前年増減)
      件  数     (単位:件)     負債額     (単位:百万円)
平成20年7月平成19年7月増 減%平成20年7月平成19年7月増 減%
放 漫 経 営 2 5 -60.0% 188 1,487 -87.4%
過小資本 1 1 0.0% 14 500 -97.2%
他社倒産の余波
既往のシワ寄せ 3 1 200.0% 6,090 100 5990.0%
そ の 他 2 -100.0% 350 -100.0%
信用性低下 1 -100.0% 20 -100.0%
販 売 不 振 10 11 -9.1% 1,912 5,542 -65.5%
売掛金回収難 1 -100.0% 20 -100.0%
在庫状態悪化
設備投資過大 1 72 0.0%
合  計 17 22 -22.7% 8,276 8,019 3.2%


☆販売不振が10件でトップ、この他は既往のシワ寄せ(赤字累積)3件、放漫経営2件等。
 原因別では販売不振が10件でトップで、既往のシワ寄せ(赤字累積)3件と合わせ不況型が約76%を占めた。放漫経営は2件で、前年比では3件減少。この他は、設備投資過大(1年4か月ぶり)、過小資本(11か月ぶり)が各1件。サービス業・他では既往のシワ寄せ(赤字累積)が2件と放漫経営、設備投資過大が各1件とやや原因が分かれたが、その他の業種はほとんどが不況型に該当した。業種を問わず売上不足や材料の高騰などによる原価アップが利益を圧迫、資金繰りを悪化させ、事業継続が困難となるケースが多い状態が続いていることが窺われる。

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