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 パネリストは、池内要一氏(トキワ精機株式会社)川野美好氏(株式会社ダイテックス)阪根信一氏(株式会社IST)法貴哲夫(株式会社レーザーソリューションズ)の4氏。いずれも中小ながら、大企業や国際企業を取引先としてプラントの販売や技術提携をし、発展をしている会社です。卓抜した発想や組織としての動きなど、参考になることが多くありました。
パネルディスカッション2は、公的機関の代表6氏が登壇。製品開発型中小企業が、どう地域イノベーションに参画していくかについて話し合われました。

13時から交流会も含めると20時までのロングランのシンポジウムでした。私のような素人が理解できる範囲は知れていましたが、興味深い内容でした。
 全体の印象としては、産学官の連携は大企業においては盛んであるが、中小の企業にはまだまだ浸透しておらず、経済産業省が主導するこの産業クラスター計画にどう中小の参加を図るかが大きな課題ではないかと感じられました。
中小が抱く機密保持に対する不安や、大企業に取り込まれるのではないかと言う不信感などをどう克服するのか。また一番の課題は、産学官の連携をしていく上でそれを結びつけるコーディネーターの存在が希薄であるという事を感じました。幅広い知識と専門性を併せ持つ機関なり人の存在が重要になると思いました。小規模でも地域の特色を活かした強みを持つクラスターを各地に育成するためにも、経済産業省を始めとして様々な支援策が準備されており、今後、当組合としても組合員企業、産学官連携、産産、異業種連携等、そういった施策・制度に積極的に参加・連携していくことができるよう鋭意取り組んでいければと思いました。
技術大国を目指す国の取り組みが成功し、周辺環境が整備され、頭脳流出が止まり、「もの作り日本」が再び世界を大きくリードする、そんな日が来ることを期待したいと思います。
そしてわが組合においても、これから時間をかけて組合員同士の交流を図り、組合員の皆様の発展に寄与できるコーディネーターの役割を果たしていきたいと思っています。
(浅川・山田)

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