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まてるドリームQ.事業に対する社長のお考えなどをお教えください。

当社は、社長の一言で判断ができる規模なので、「木製スーパーカー 真庭」も実質経費で500万円以上かけて製作しました。この製作に対して情熱を傾けることができなければ、「真庭」は誕生しなかったでしょう。それができることが、会社の個性であると考えています。

大人の発想は、善か悪か、得か損か、できるかできないかです。子供の発想は、好きか嫌いか、やるかやらないかです。
大人になればなるほど、子供の発想が失われていく、会社も石橋を叩いて渡るか渡らないかというと、渡らない、でおもしろくなくなる。
でも、当社はできる範囲内でおもしろいことをやってみたいと思っています。自分の頭に常に「?」を持つよう心がけています。モノも様々な方向や方法によって見方が全然違ってきます。いくら歳をとっても、いつまでも「?」は持っていたいです。
社員にも、皆が普通に考えることを、全く違った観点で発想するということを大切にするように言っています。


Q.プライベートでご趣味などはお持ちですか?

会社は年中営業しているので、休みはなかなか取れないのが現状ですが、出来る限り1年に1回だけツーリングの旅をしています。
1週間〜10日間位、単車をドイツ・ミュンヘンのBMW本社で貸してもらい、ドイツを中心に、旧ユーゴ、スイス、オーストリア、ベルギー、イタリア、去年はシチリア島に行きました。長距離を走るのは全然苦になりません。車も単車の運転も大好きです。

また、自動車も大好きで、数台所有しています。将来は自動車の博物館を作りたいと思っているくらいです。こだわりは2シーターです。多くの自動車メーカーの中でもほとんど作られていないのは需要が少なく採算が合わないからでしょう。そんな中で2シーターが出るのは、そのメーカーに情熱があり、社運をかけるほどの勢いで発売しなければできないものです。こんなこだわりのある車が大好きです。


Q.将来の夢をお聞かせください。

実は、若いときには歌手になろうと思って、全日本歌謡選手権、NHKのど自慢、スター誕生など片っ端からチャレンジしました。しかし、結局一番にはなれず断念してしまいましたが、若いうちに頑張ったことはとてもいい思い出になっています。

今の夢は、できるだけ早い段階に一線から退いて、ライダーハウスを作りたいと思っています。
北海道などにはたくさんあるのですが、近くでは長野県ぐらいしかないのです。ツーリングをする方が気軽に立ち寄れて、安く宿泊もできる、プラス交流の場として使ってもらえる場所ができたら最高です。
自分が好きで自分のできることは、これからも積極的にやりたいです。自分の楽しんでいることで、他人が喜んでくれることが一番良いことだと思います。


<取材後記>

社内には、モデルルーム・家具展示室の他、TBSドラマ「ホテル」の主人公のモデルとしても有名で、佐田社長とライダー仲間であった故橋本保雄氏のゆかりの品を集めたギャラリーや、真庭市出身の歌手でもあり俳優でもある岸田敏志さんの関連グッズを展示してあるギャラリーもありました。岸田敏志さんのお兄様が社長と同級生であったり、お父様が恩師であったりするそうです。社内を見て回るだけでも、様々なものがあってとても楽しかったです。皆さんも一度行ってみてはどうでしょうか。「木製スーパーカー 真庭」は、貸し出しもされているので、事前に確認されたほうがいいと思います。
社長もバイタリティーあふれる方で、たくさんの「?」が取材中も頭の中に見えてきそうな感じでした。今後の発展とご活躍をお祈りしています。

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