Ｑ．今後の事業展開はどのようにお考えでしょうか？

今、ちょうど土壌ができた段階だと感じています。刃物の業界では現在Ｎｏ．１ですが、今後は他国が製品に出来ない日本ブランド商品を、全世界に販売を行っていきます。現在注目しているのはマレーシアですが、まず大連・上海に拠点を作って、積極的な販売活動を行う予定です。
今後は、タップの日本一を目指し、１００億円の売り上げを狙っています。海外戦略に対するネットワークを作っていくこと、また、第２ステージとして、ここ２〜３年の間に新しい会社を興して、人員・工場などを充実させるという計画に向けて頑張っています。

Ｑ．プライベートでご趣味などはお持ちですか？

６年程前から、ピアノを習っています。もともとカラオケが大好きなので、弾き語りにも挑戦したいです。孫の結婚式に披露するのが夢です。作曲などもしてみたいです。
音楽はものづくりと一緒です。感動を与えることができれば、拍手をしてくれます。何も感じるものがなければそれまでです。
また、朝の１時半（一般的には深夜未明ですが）に起床してのウォーキング、１日３回のラジオ体操、逆立ちは欠かしません。いつまでも元気で動ける身体でいたいですね。ただ、夜は１９時半には寝ています（笑）。

<取材後記>

とてもユニークで、人を引き付ける目をお持ちの魅力的な社長でした。人生経験の豊富さが今の地位を築き上げ、さらなる躍進を続けていらっしゃる原動力だと感じました。
夜中の２時、３時には会社にいらっしゃるそうで、パリに出張に出ていた社員がまさかと思い電話した際に、社長が電話口に出られたというエピソードがあるそうです。なかなかパワフルです。
今後の発展とご活躍をお祈りしています。