TOP > 広報誌 > コックピット(2007.07)


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Q.社長が今の事業をされるまでのいきさつをお教えください。

中学生の時ですから、今から55年程前になりますか。自動車を作ってやろうと思っていました。
自転車よりもっと便利なものがあればと思い、まず単車を作ろうと思っていましたが、ホンダに先を越されてしまいました(笑)。
17歳で独立して、22、3で従業員70名程度を抱えた自動車のボディーを製作する会社を3社経営していました。が、やはり簡単にうまくいかないものです。様々な経験を得て、鳥取に帰ってきたのが30歳位でした。それから車屋さんを20社作り、バッティングセンターの経営などをしていました。36歳で「ものづくり」に転身しました。


Q.事業に対する社長のお考えなどをお教えください。

私は「出会う」ということがとても大切だと感じています。
「発想の出会い」「商品の出会い」「人との出会い」、この出会いが私に様々な経験を与えてくれました。極限の、身にしみる苦労や経験が大切で、100回聞いたからといってできるものではありません。実体験、経験に勝るものはありません。
人間、得するときもあれば、損をするときもある、アップダウンがある。ダウンしたときにどのようにアップしていくかを問われるのが経営者です。

また、ものづくりに対する情熱はいつでも、いつまでも持っています。
私たちは問屋や商社のために商品を作っているのではありません。お客様の目線で商品を作って販売しています。当社が取扱う商品は、お客様をだますことはできません。刃物なんか切れるか切れないか、耐久性はあるかないか、それだけですぐに分かってしまいますから。
ですから、納得いただいたものを、買ってよかったなぁと思うもの、商品を手にした喜びを感じてもらえるものを作りたいと常に感じています。
そのためには、仕入業者を大切にしています。買わせていただいている、という精神をいつも忘れないようにしています。そうすれば、私の思いを大切にして作ってもらえます。

さらに、社員は大切にしなければいけません。何か問題点などがある場合は、社員のみんなを集めて意見を聞いて判断をしたり、出来得る限りの社員への還元というものを忘れないようにしています。

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